肩関節の調整

肩関節の調整方法アイキャッチ
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 名古屋市北区の骨盤調整・整体院 ふるさわ指圧治療院です。

 本日は肩関節を調整するセルフ整体についてご紹介いたします。肩関節のズレが整ってくると、肩や肩甲骨の筋肉の緊張がとれて、五十肩、肩こり、肩甲骨のこりが緩和され、肩の可動域が広くなります。

目次

肩関節の構成

肩関節の構成
肩関節の構成

 肩関節とは、肩甲骨の関節窩と上腕骨頭で構成される球関節です。球関節とは、半球状の骨端と、浅めの球状に窪んだ骨端が作る関節で、肩関節の他には股関節が挙げられます。関節窩はくぼみが浅いので、はめ合いが弱く不安定な反面、自由度が高く動かせるのが特徴です。また肩甲骨は、一本の細い鎖骨によってのみ体幹とつながっています。

肩関節がズレると・・・

 肩関節のズレは、肩関節や肩甲骨周辺の筋肉や靭帯を緊張させ、肩の痛み、五十肩、肩こり、肩甲骨周辺の突っ張り感などの症状を引き起こします。また、それに伴って正常な関節運動が阻害されるため、肩関節の可動域が狭くなってしまいます。これによって、例えば野球の投球フォームに影響が出たりします。私自身、少年野球の経験者ですが、どうしても投球フォームがしっくりこなくて、制球が定まらないという悩みがありました。これは、肩関節がズレてしまったことで、肩関節の可動域が減少してしまい、正しい投球フォームで投げることが出来なかったためです。こうなると、どれだけ投げる練習を積み重ねたところで、解決には至りません。現在では、ボールを投げる機会はありませんが、投球フォームをしてみると、投球動作中の突っ張り感がなくなり、しっくりとした感じを持てるようになりました。これは、肩関節のズレが減少し、正常な動きを取り戻したことを意味しています。

肩関節の調整方法

 それでは早速、肩関節の調整方法についてご紹介していきたいと思います。

①-a 肩関節の上側の隙間を広げる調整方法

 上腕骨と肩峰(肩甲骨)の間の関節の隙間を広げます。

肩関節の上側の隙間を広げる(模型)
肩関節の上側の隙間を広げる(模型)
肩関節の上側の隙間を広げる
肩関節の上側の隙間を広げる
  1. 椅子に座り、右手の指を椅子の下に引っ掛けます。
  2. 左手を右肩に添えます。
  3. 右手を脱力し、上体を少し左に倒しながら、右肩をゆっくりと軽く上方に引き上げます。。
  4. 肩関節の隙間が広がるのを感じ取ってください。
  5. 反対側も同様に行ってください。

①-b 肩関節の上側の隙間を狭める調整方法

 今度は上記の逆で、上腕骨と肩峰(肩甲骨)の間の関節の隙間を狭めます。

肩関節の上側の隙間を狭める(模型)
肩関節の上側の隙間を狭める(模型)
肩関節の上側の隙間を狭める
肩関節の上側の隙間を狭める
  1. 椅子に座り、右手を椅子に着きます。
  2. 左手を右肩の上にのせます。
  3. 左手を下向きに加圧します。
    手押しではなく、体全体を使って押しましょう。
  4. 肩関節の隙間が縮まるのを感じ取ってください。
  5. 反対側も同様に行ってください。

①-aと①-bは、セットで行いましょう。

➁-a 肩関節の後側の隙間を広げる調整方法

 肩関節の後側の隙間を広げる調整方法です。

肩関節の後側の隙間を広げる(模型)
肩関節の後側の隙間を広げる(模型)
肩関節の後側の隙間を広げる
肩関節の後側の隙間を広げる
  1. 椅子に座り、右肩に左手を添えます。
  2. 親指を烏口突起に当て、中指と薬指を右腕の付け根に当てます。
  3. 左手を握るようにして、上腕骨前方に押し出します。
  4. 反対側も同様に行ってください。

烏口突起(うこうとっき)とは、鎖骨前面を内側から外側に向かって指を滑らせていった時に突き当たる、前方にポコっと突出した骨です。(上記骨格模型参照)

➁-b 肩関節の後側の隙間を狭める調整方法

 今度は上記の逆で、肩関節の後側の隙間を狭める調整方法です。

肩関節の後側の隙間を狭める(模型)
肩関節の後側の隙間を狭める(模型)
肩関節の後側の隙間を狭める
肩関節の後側の隙間を狭める
  1. 椅子に座り、右肩に左手を添えます。
  2. 親指を上腕骨に当て、中指と薬指を肩甲骨の後端に当てます。
  3. 左手を握るようにして、上腕骨後方に引っ込めます。
  4. 反対側も同様に行ってください。

➁-aと➁-bは、セットで行いましょう。

③-a 肩関節の内側の隙間を広げる調整方法

 肩関節の内側の隙間を広げる調整方法です。

肩関節の内側の隙間を広げる
肩関節の内側の隙間を広げる(模型)
肩関節の内側の隙間を広げる
肩関節の内側の隙間を広げる
  1. 椅子に座り、右肩に左手を添えます。
  2. 上腕骨と肩甲骨の間のくぼみに親指と薬指を引っ掛け、外向きに加圧します。
  3. 上腕骨が外側に押し出されるのを感じ取ってください。
  4. 反対側も同様に行ってください。

③-a 肩関節の内側の隙間を広げる調整方法(別法)

 上記の別法です。握力が弱い方は、この方法をお勧めします。

肩関節の内側の隙間を広げる(模型)
肩関節の内側の隙間を広げる(模型)
肩関節の内側の隙間を広げる
肩関節の内側の隙間を広げる
  1. 椅子に座り、右肩に左手を添えます。
  2. 左手の指を肩甲骨の右端に引っ掛けます。
  3. 右肘を脇腹に密着させます。
  4. テコの原理で右肘を支点とし、右肘を内側に加圧することで、右腕の付け根を外側に出します。
    同時に左手で肩甲骨の右端を内側に引っ張ります。
  5. 反対側も同様に行ってください。

③-b 肩関節の内側の隙間を狭める調整方法

 今度は上記の逆で、肩関節の内側の隙間を狭める調整方法です。

肩関節の内側の隙間を狭める(模型)
肩関節の内側の隙間を狭める(模型)
肩関節の内側の隙間を狭める
肩関節の内側の隙間を狭める
  1. 椅子に座り、左手で右肩横を包みます。
  2. 左手で右肩を内向きに加圧します。
  3. 右肩の沈み量や弾力を感じ取ってください。
  4. 反対側も同様に行ってください。

③-aと③-bは、セットで行いましょう。

まとめ

 本日は、自分でできる肩関節の調整方法をご紹介いたしました。初めに投球フォームのお話をしましたが、バットスイングでも同様です。バットスイングの過程で、なんとなく肩が詰まった感じがあって、しっくりこないなあという人は、肩関節がズレている可能性が高いです。このしっくりこない原因を、自分の技術が足りないということにしてしまうと、ここから抜け出すのは難しくなると思われます。これは肩だけに限らず、骨盤の仙腸関節を含め、全身の関節に言えることです。自分の運動能力を最大限に発揮するためには、関節のズレを整えて、関節の動きを正常化し、関節の可動域を拡大させることが重要です。

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