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自律神経失調症体験談

 名古屋市北区の骨盤調整・整体院 ふるさわ指圧治療院です。

 ここでは自律神経の働きや、自律神経失調症の症状や改善方法についてご説明いたします。また私自身の自律神経失調症体験談もご紹介いたします。最後に多くの人々の悩みの種である、あがり症と自律神経の関係についてもご説明いたします。生活習慣の改善では解決しない重度のケースでは、物理的に骨盤から整えることが重要です。

目次

自律神経とは?

 自律神経とは、簡単に言えば、内臓をコントロールする神経です。自律神経とは、循環呼吸消化分泌排泄体温調節などに関わる神経であり、無意識で働いていて、生命活動に非常に重要な役割を果たしています。例えば、私たちは腕を上げようとしたとき、運動神経の働きにより、自分の意志を持って腕を上げています。それに対し自律神経は、私たちの意志で動かすことは出来ません。胃の働きを活発にしようと意識しても、コントロールすることは出来ません。食べ物を消化するのに私たちは意識しなくても、胃が勝手に消化してくれています。このように自律神経は、私たちの意識とは無関係に、24時間寝ているときも起きているときも、ずっと自動的に働いてくれています。

 さらに自律神経は、交感神経副交感神経に分類されます。基本的に交感神経は機能促進(アクセル)、副交感神経は機能抑制(ブレーキ)の役割をしています。(消化器官は逆となります。)両者が正常に働くことで各器官が正常に機能します。

 自律神経は下図のように、脳・背骨・仙骨から枝分かれして、さまざまな臓器につながっており、下表のような働きをしています。交感神経は背骨の胸椎1番~腰椎3番(T1~L3)から、副交感神経は脳と仙骨(S1~3)から出ています。

自律神経の各臓器への分布
交感神経と副交感神経の働き

胃の働きを例に挙げると

 交感神経・・・・消化液分泌抑制↓、蠕動運動抑制↓

 副交感神経・・・消化液分泌促進↑、蠕動運動促進↑

となります。

交感神経と副交感神経の切り替え

自律神経はシーソーのように切り替わる

 自律神経は場面に応じて、交感神経優位なったり、副交感神経優位なったりと、シーソーのように切り替わっています。

交感神経優位

 交感神経優位になれば、体は戦闘体勢になります。例えば仕事、勉強、スポーツを頑張っている時です。気管支は拡張し、心拍数は上昇し、血圧が上昇し、発汗が促進します。酸素をたくさん取り入れ、血液をたくさん送り、筋肉が十分に力を出せるように体が反応します。反対に消化機能は抑制されます。

副交感神経優位

 副交感神経優位になれば、リラックスモードになります。例えば、食後にお腹一杯で眠くなっている時や、ぬるめのお風呂に入っている時です。気管支は収縮し、心拍数は下降し、血圧は下降します。反対に消化機能は促進します。食事はリラックスして楽しく食べると消化が良くなります。喘息が睡眠中に増悪するのは、気管支が収縮し、空気の通り道が狭くなるためです。

自律神経失調症とは?

 自律神経失調症とは、自律神経の働きが低下したりバランスが崩れることで、不定愁訴と言われる様々な体の不調をきたす疾患です。本人が体の不調を訴えているにも関わらず、医療機関で検査を受けてもはっきりとした原因が特定できないため、周りの人々になかなか理解してもらえないことが多いのです。自律神経失調症の原因としては、一般的には職場や家庭でのストレス、生活習慣の乱れ、生活環境の変化などとされています。 

 しかしながら私は、自律神経失調症の真の原因は他にあると考えています。

自律神経失調症の症状

 主な自律神経失調症の症状は下記のとおりです。

 循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系、精神系、痛みを伴う疾患など、自律神経失調症の症状は多岐にわたります。 

眼の乾燥、眼の疲れ、涙が出やすい、赤面症、耳鳴り、頭痛、唾液減少(口の渇き)、味覚異常、めまい
イライラ、怒りっぽい、うつ状態、やる気が出ない、根気が無い、不安感、集中力がない、クヨクヨする、あがり症
喉のつまり、息苦しい、呼吸がしにくい、息切れ
血流が悪い、血液の滞り、高血圧、低血圧、動悸、不整脈、冷え症、ほてり、むくみ、顔色が悪い、立ちくらみ
下痢、便秘、食欲不振、吐き気、胸やけ、嘔吐、腹痛、腹部膨満感、ガスがたまりやすい
排尿困難、頻尿、尿失禁、残尿感
性欲減退、勃起不全、生理不順、月経困難症、月経前症候群
肩こり、首こり、腰痛、こむら返り
免疫力低下、多汗、汗が出にくい、皮膚のかゆみ、アレルギー疾患、だるい、疲れやすい、不眠症   

自律神経失調症の原因

自律神経の圧迫による内臓の不調

 自律神経失調症の原因は、自律神経が物理的に圧迫されることにあります。自律神経は、脳と背骨と仙骨から分岐しています。骨盤の仙腸関節がズレて、土台である骨盤が歪むと、その上に乗っている背骨は湾曲します。そして背骨の周辺の筋肉は固く緊張し、自律神経を圧迫するようになります。自律神経は内臓をコントロールしているので、自律神経が圧迫を受けると自律神経失調症を発症し、内臓の調子が悪くなります。

 例えば、下図のように胃につながっている自律神経が圧迫されたとすると

胃につながる自律神経の圧迫



 交感神経圧迫  → 消化液分泌抑制しにくくなる、蠕動運動抑制しにくくなる

 副交感神経圧迫 → 消化液分泌促進しにくくなる、蠕動運動促進しにくくなる

ということが起こります。

 交感神経が圧迫されると、消化液が出過ぎてしまうため、胃粘膜を荒らしてしまい、胃がムカムカして吐き気が強くなります。

 副交感神経が圧迫されると、逆に消化液が出にくくなってしまうため、食べ物が胃に入ってきても消化不良となり、胃もたれを起こしてしまいます。食べ物がずっと胃の中に残っているような不快感がします。

 上記では胃の例を挙げましたが、胃というのは比較的症状を自覚しやすい臓器です。お腹の上の方がキリキリと痛いとか、吐き気がするとかなら、胃が悪いのでは?と比較的原因を特定しやすいのです。それに対し、すい臓、脾臓、肝臓などは症状を自覚しにくい臓器と言え、たとえなんらかの症状が出ていたとしても、それがすい臓が悪いせいだとか、脾臓が悪いせいだとか原因を特定するのは難しいのです。普段自覚していないだけで、胃と同様のメカニズムで他の臓器でも不調が起きているのです。

 西洋医学ではこの事実を見逃していて、物理的な原因にアプローチせず、薬でなんとかしようとします。しかしながら、よく考えてみてください。感覚神経(痛みを感じる神経)を圧迫した時は痛みが出るけど、自律神経を圧迫した時は何の障害も起こらないという考えは理論的に不自然だと思いませんか?

神経が圧迫を受けたときには、

感覚神経が圧迫される → 痛みを感じる

自律神経が圧迫される → 内臓の働きが低下する


と考えるほうが自然なのです。

自律神経失調症の改善方法

 当院では、骨盤調整により仙腸関節を整え、背骨や頭蓋骨の歪みを整え、自律神経の働きの正常化を図ります。背骨が真っ直ぐに近づき、自律神経の圧迫が緩和されれば、自律神経の働きが回復していきます。

生活習慣の改善は効果ある?

 自律神経失調症を改善する方法として

  • 規則正しい生活をしましょう。
  • バランスのとれた食事をしましょう。
  • 睡眠時間をしっかりと確保しましょう。
  • 適度な運動をしましょう。
  • ストレスをため込まない。

などがよくメディアで紹介されています。

 しかしながら、これらの生活習慣の改善による効果が見込めるのは、比較的軽度の方でしょう。骨盤と骨格がある程度整っている人であれば、この方法で良くなるかもしれません。しかしながら骨盤と骨格をひどく歪めていて、物理的な神経の圧迫を受けている場合は、この方法では効果が薄いと思われます。

物理的な問題は、物理的なアプローチで解決するべし。

私の自律神経失調症体験談

 私自身16歳の頃に自ら体を壊して以来、長年に渡り自律神経失調症の症状に悩まされてきました。あまりにひどく骨盤と背骨と頭蓋骨を歪めてしまったため、克服までの道のりはとても険しく厳しいものでした。30年かけてようやくここまで這い上がってきました。私自身の自律神経失調症体験談をご紹介いたします。

ほてり、動悸、息切れ、下痢、重だるい、多汗、手汗、全身のむくみ

【原因】頸椎2番の左後方ズレ。(首の上部の骨)

【症状】これらは同時に起こることが多く、かなり強く症状が現れる。上半身がほてり、強い不快感がある。普通に歩いているだけで肩で息をする位に動悸と息切れがあり、汗が噴き出る。体が重だるく動けなくなる。動悸と息切れは、交感神経圧迫による心肺機能の低下による。腹部膨満感(ガスがたまる)の状態がひどくなると下痢に至る。
 
 なぜ頸椎2番の左後方ズレが下痢になるかは明らかになっていません。しかしあくまで私の仮説ですが、交感神経圧迫による心臓のポンプ機能低下により、心臓に戻ってくる静脈で血液の渋滞がおき、それに伴って全身にむくみが生じ、腸にもむくみが生じてガスがたまりやすくなり、ひどくなると下痢になると考えています。

重だるい

【原因】頸椎2番のズレ。(特に右)

【症状】体が重だるく動けない。常に横になっていたいと思う位だるさがある。気分的にどんよりして人と話すのが億劫になる。やる気がでない。元気がでない。

下痢

【原因】仙骨(骨盤の中央の骨)沿いや内転筋(内もも)が固くなる。上後腸骨棘の前方ズレ。頸椎2番のズレ。胸椎4~7番のズレ。(肩甲骨下部の高さ)

【症状】腹痛を伴う軟便か下痢を1日数回繰り返す。ガスがとてもたまりやすく、肛門付近でガスが移動して音が鳴るため、静かな部屋が苦手になる。肛門付近がうっ血してスッキリせず残便感がある。下痢で水分を奪われるため皮膚がザラザラしてくる。下痢が連続すると体力を奪われ衰弱する。

吐き気

【原因】胸椎4~7番のズレ。頸椎2番の右後方ズレ。

【症状】胃がムカムカし、胸やけがする。食欲がない。おいしく感じない。少量で満腹になる。義務的に食事を取る。

のどのつまり、息苦しい

【原因】頭蓋骨の歪み。頸椎1番のズレ。

【症状】息苦しいため集中力がなくなる。酸欠のため頭がボーっとする。同時に舌や歯茎が腫れぼったくなる。苦しさのあまりイライラする。

呼吸がしにくい

【原因】胸椎1~8番のズレ。手を後ろに回して肩甲骨の高さの背骨沿いを押してみて、コリコリして痛いと感じたら胸椎1~8番の骨がズレています。

【症状】深く息を吸おうとしても胸郭が拡張できず、反発してすぐに縮小してしまうため、呼吸がしにくい。

あがり症になるのはなぜ?

 あがり症というのは社会人にとって、とても深刻な悩みです。あがり症がネックとなり、本来の能力を発揮できないという事態になりかねません。誰でも多少なりとも緊張はするものですが、それが軽度で済むのか、重度にいたるのかはフィジカル(肉体)の違いによります。

決して心が弱いからではありません。 

 緊張する場面になると呼吸がうまく出来なくなり、最初に息苦しくなってのどが詰まってきます。そうすると交感神経優位にして心臓を速く動かすことで、少ない酸素を全身に送るように体が反応します。結果的に動悸が激しくなってしまい、抑えが効かなくなってしまいます。最初の段階で呼吸がスムーズに出来て、酸素を十分に取り入れることが出来れば、心臓は速く動く必要がないので、動悸は起こりません。

 呼吸が楽に出来るようになるためには、心臓や肺が正常に働くようになるのはもちろんのこと、物理的に胸郭がスムーズに拡張できることが重要です。背骨の中央付近(肩甲骨下縁高さ)が歪んで筋肉が固くなると、肋骨周りが固くなり、胸郭が広がりにくくなります。胸郭をスムーズに拡張させるためには、背骨の歪みを整え、筋肉の緊張を緩和させる必要があります。

 また体が重だるかったり、気分がどんよりしていたりと、なんらかの慢性的な体調不良を抱えていると、声を出すだけでかなりの労力を必要とします。例えるならば、車が泥沼にはまってしまった時に、アクセルを必要以上に踏まなければならないのと似ています。

泥沼を進むにはパワーが必要

 声を出すのがしんどい中で無理して声を張ろうとすると、発声が不安定になり、それだけで動悸が激しくなってしまいます。声を出すという行為自体が負担になる体では、あがり症になっても無理はありません。物理的に骨盤が整って骨格の歪みが整うと、全身状態が良くなり、楽に声を出せるようになります。また体調が良い状態をキープできれば、心に余裕が持てるというのもプラスになります。

 骨盤と骨格が整っている人は、自律神経が正常に機能するため、緊張する場面にになっても体の各器官がしっかりと働いて、なんとかその場を乗り切ることが出来ます。しかしながら体が整っていない人は、会話をするだけでも無理にテンションを上げる必要があり、過度に交感神経優位となり結果的に動悸が激しくなって平常心を保てなくなり、脳に酸素がいき渡らずボーっとしてしまい、緊張度が増してしまいます。

 あがり症を心の持ち方や、いきなり場数を踏んで解決しようとすると、かなりの不安や苦しみを伴います。せっかく比較的体調の良い日に成功体験を積み重ねても、体調の悪い日に失敗すれば自信を失ってしまい、振り出しに戻ってしまいます。慢性的な体調不良を抱えている人が、あがり症を克服するのが困難なのは明らかです。心からではなく体から変えていくことが重要です。

あがり症になるのは、心が弱いからではない。

まとめ

 自律神経は、基本的には交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキの役割をしています。自律神経失調症は、このアクセルとブレーキの効き目が悪くなった状態と言えます。自動車に例えるならば、アクセルを強く踏んでもなかなか加速してくれず、ブレーキを踏んでもすぐに止まってくれない状態です。このような自動車に乗るのはとても不便ですし、ストレスになるでしょう。

 人間の体も同様で、アクセルとブレーキがしっかりと機能する体は快適です。骨盤、背骨、頭蓋骨の歪みを整えると、自律神経の圧迫が緩和され、アクセルとブレーキの機能が正常に戻ります。自律神経失調症は物理的な問題であると理解することが、改善する上でのポイントとなります。

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